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おはなし

適当なはなし

「適当」とか「いい加減」という日本語は、その字面からして、本来は「ちょうど良い、状況に応じた、その目的に合致した」という意味であるはずなのに、往々にして「大雑把」とか「不正確」という、その見た目とは全く真逆の意味で使われています。 不思議に…

クラーケンのはなしの追記

大好きなダイオウイカをモチーフにして短いおはなしを書いたら、思いのほかスーパーバッドエンドになってしまって、自分で書いたのにも関わらず、大変落ち込みました。 なんだこの気持ちは。 「長く短い祭りのはなし」で扱ったものと、同テーマにするつもり…

クラーケンのはなし

年老いたマッコウクジラはゆっくりと海を泳ぐ。 泳ぐ先に、海を漂っている獲物を見つけた。白くて、柔らかそうな身体をしている。イカだ。ひとつ、かじってやろう。と思った。 その獲物は、自分の気配を既に察知しているようだが、まるで動かない。一体どう…

月のはなしの追記

野性のオオサンショウウオと仲良しになれたら、大変嬉しいだろうなあって話です。 いつからか漠然と抱いている「野性のオオサンショウウオ」への憧れが爆発して、短い小説を書いてしまいました。ちなみに、僕は残念ながら過去に一度も野性のオオサンショウウ…

月のはなし

実は昔、人間でないやつと一緒に酒を飲んだことがある。 彼と出会ったのは、僕が大学を卒業してから、見知らぬ土地で働き始めて数ヶ月たった頃の、夏の夜だった。 そのころは、じっとしていても滝のように汗が吹き出すような、うんざりする暑さが続いていた…